労働条件
キレイのカギは"労働条件"。
日本一もてない職業……少なくとも私自身はこの仕事に就いて、そう痛感した。
当時は"スッピン"で洗いっ放しの髪。
ズルズルッとした黒い服か、ジーパンにシャツみたいな格好で、電話をとれば、「ハイ、○○編集ブッ」と"デス"もつけない"ぞんざいさ"というのが女編集者の一般的イメージだったわけで、それで小生意気だったりすればもてる道理がない。
しかし実際は違うのだ。
特に今は、本当にキレイでエレガントな編集者がいっぱい。
でも正確に言えばそうなったのもここ10年くらいの事。
欧米じゃ雑誌編集者は、女のスター職業。
パリコレなどに来るファッションエディターなんてもうモデルか女優みたいと言われるし、美容エディターの地位もきわめて高く、ひとりひとりが"権威"をもってる。
これも雑誌が日本ほど多くなく、一誌一誌の影響力が違うからだが、それにしてもイイ女すぎる。
文化の差……なのかもしれない。
文化度の高い国ほど、編集にもイイ女が携わるってことなのかも。
フランスの女性誌編集者に、「日本の編集者ってなぜ徹夜するの?」って聞かれた。
彼女たちは定時に終わる。
キレイで当然。
まだ差があるとすればそこ。
文化度が上がっても労働条件がよくならない限り、欧米の編集者には勝てるわけないのである。